【業界イベント情報】グローバル時代の「日本庭園」を考えるシンポジウム@京都
令和4年3月12日に京都大学にて表題のシンポジウムが開催されます。
国土交通省と都市緑化機構が主催で、会場参加、オンライン参加、共に無料です。
参加には都市緑化機構のホームページより事前申込が必要です。
事前申込締切が2月28日と近いので、ご興味のある方はお急ぎください!
実は、いま世界的に空前の日本庭園ブームなのです。世界中で新しい日本庭園がどんどん造られています。
その反面、歴史ある海外日本庭園では、施設の老朽化や手入れ技術の問題が指摘されてきました。
そこで国交省は、海外の日本庭園へ日本の庭師を派遣して、庭園の修復工事や管理指導、技術者同士の交流などを行い、再びその日本庭園を生き返らせる「海外日本庭園再生プロジェクト」を2017年から実施してきました。
このシンポジウムは、その5年間の成果を追いながら、国際的な日本庭園の将来を考えようというものです。
日本庭園は、100年以上も前から、すでに日本だけのものではありませんでした。
今や全世界に500件以上の日本庭園があるそうです。
それらの庭園は、個人所有のもの、ホテルや大使館の庭、公園、植物園の施設など様々な形で存在しますが、いずれも世界中の人々が抱く日本文化への憧れを叶えるためにつくり出されてきたものです。国家間や姉妹都市の友好の証として、永い歴史を持つものもあります。
最近では、日本庭園の美学を学び、技術を身につけたいと考える日本庭園愛好家も増えているようです。北米日本庭園協会では隔年で学術会議が開催されていますし、ポートランド日本庭園にはInternational Japanese Garden Training Centerが設立され、毎年世界中から受講者が集まっています。さらに今年、フランスにて「ヨーロッパ日本庭園ネットワーク」の設立も予定されています。
私たち緑師は、日本の庭園文化とその技術を都市の緑へ応用し、世界の都市の持続可能性に貢献するというミッションを掲げています。
日本の庭園文化が世界を平和で美しいものにできると信じて、Think Globally, Act Locally の精神で知識と腕を磨き、私たちにできることの探求を続け、日本の職人として少しでも世界のお役に立てるよう、日々努めて参りたいと思っています。
【グローバル時代の「日本庭園」を考えるシンポジウム】
令和4年3月12日(土) 14:00-17:30
京都大学 国際科学イノベーション棟5F シンポジウムホール
主催:都市緑化機構・国土交通省
全席指定・事前申込制・入場視聴無料
都市緑化機構のイベントページ
https://urbangreen.or.jp/info-event/globaljidai-nihonteien-symposium
※当サイト、株式会社市川造園 東京作業所 THINK THE GREEN JOB project のInfoページでは、私たちの業界に関するイベントを私たち「緑師」なりの視点で随時ご紹介しています。但し、これは弊社が独自に行うもので、弊社はご紹介するイベントの運営や広告業務とは無関係であり、ご質問や参加申し込みの受付といった窓口業務も一切行なっておりません。紹介文と実際のイベント内容に齟齬がある場合もございます。ここでご紹介したイベントに関する事柄については、直接主催者までお問い合わせください。